いびきと睡眠時無呼吸症候群(症状)
Yahoo!ヘルスケアより
http://health.yahoo.co.jp/katei/detail/?sc=ST000010&dn=2&t=key
睡眠時無呼吸症候群は「覚醒時には呼吸障害を自覚しないが、睡眠時に10秒以上の呼吸停止が1時間に5回以上、または、一晩7時間の睡眠中に30回以上の無呼吸を生じる疾患」と定義されています。また、1時間あたりの無呼吸数に一定以上の低換気回数を合計したものを無呼吸・低呼吸指数(AHI:Apnea Hypopnea Index)といい、その程度により重症度を分類します(表:重症度分類)。
この病気は、就寝後しばらくして大いびきが始まり、だんだんと大きな音になった頃に突然呼吸が止まります。そして、しばらくして再び息を吹き返し、数分するとまたいびきが始まるということを一晩中繰り返しますが、本疾患に特有の症状、合併症は次の2つの事柄により引き起こされます。1つは睡眠中に無呼吸が起こるたびに脳波上の覚醒反応が起こり、深い睡眠を得ることができないこと。もう1つは、無呼吸により肺における酸素の取り込みと二酸化炭素の排出というガス交換が一時的に停止してしまうために、血液中の酸素不足、炭酸ガスの排出不全が反復され、各種臓器に悪影響を生じます。そのために、覚醒後は、熟睡感がなかったり、日中、冷汗が出たり心臓がドキドキして活力がなく、居眠り、傾眠(けいみん)が多くなります。また、血液中の酸素濃度の低下により心肥大や心不全、高血圧、不整脈、脳障害を合併する可能性があり、米国の調査では睡眠時無呼吸症候群のない人と比較して有意に死亡率が3~5倍高率であることがわかっています。さらに、本症候群の患者さんはうたた寝による交通事故発生頻度が多いために、個人の問題にとどまらず、社会問題にまで発展する可能性があります。日本でも新幹線の運転手が乗務中に居眠りをし、その原因が睡眠時無呼吸症候群であったというニュースは記憶に新しいところです。しかし、本人には無呼吸の自覚はなく、ベッドパートナーに指摘されて初めて病院を訪れることがほとんどです。
この睡眠時無呼吸症候群には、閉塞(へいそく)型睡眠時無呼吸症候群(OSAS:obstructive sleep apnea syndrome)、中枢(ちゅうすう)型睡眠時無呼吸症候群(CSAS:central sleep apnea syndrome)、混合型睡眠時無呼吸症候群(MSAS:mixed type sleep apnea syndrome)に分類されますが、そのほとんどがOSASです。


